新海誠 / ほしのこえ
![ほしのこえ(サービスプライス版) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51zWeacU4GL._SL250_.jpg)
新海作品は3年前に見た「秒速5センチ」でかなりガッカリしてたので、ずっと手をつけてませんでした。
暇なときに自主映像作品のリンクで再度新海さんのサイトにたどり着いたとき、5センチ以外なら意外とイケるかも、と思ったので、再チャレンジ。
総評、これはイイ!
映像とか音楽や構成は5センチで褒めてたとおり、昔からさすがだったんだなと言うかんじ。
これはもう、もともとこういうセンスがあった人なんだろうなぁ、と思う。
で、5センチで酷評していた「共感」「キャラクター」「ストーリー」。
これは本作品では十分ある。
ミカコとノボルくんが冗談を言いながら、実は惹かれあっている描写もしっかりあるし、
お互いが自分の人生前向きに生きようとしているのが分かるし、
それでも、不安やお互いの想いや宇宙でのバトルが混じって、
どうなるの?っていうドキドキもとってもある。
人物描写は甘いですが、自主制作っていうのを理解できる人ならまったく問題ないレベル。
以下はSFファンとしてレビュ。
SFで宇宙ネタといえば、なんと言っても「ファーストコンタクト」。
つまりヒト以外の知的生命体と出会う・出会わない、出会った場合は有効的な付き合いかそうでないか、っていう大まかな分類ができて、それによってドラマの内容がかなり変わってくる。
あんまり安易に「出会った→敵→バトル」っていう流れは好きじゃないんだけど…、この作品も大前提としてこの路線。
ただこの作品の面白いところは、宇宙人と戦争とか学徒動員とか、そういう、取り上げ始めたら非常にめんどくさいネタにまったく触れてないところですよね。
触れないと触れないで違和感感じることも多い中、なぜかこの作品は徹底してそういうネタをいわば「伏線としての無視」をしているところがすごい。
(まぁ作者がそういうことに想いをめぐらせない、やや少女マンガ的発想の方なのかもですが。)
宇宙開拓(しかもあからさまに敵がいる)っていうドロドロしたテーマを生々しく描きつつ、
徹底して主人公たちの恋心にフォーカスして物事が進んでいくのがもう…、すばらしいです。
だから時間と、ぜんぜん違う世界を生きる二人の、「けれど繋がっている想い」が綺麗に1本見えるんだよね。
とっても素敵。
ま、最後の「やっとここまで来たね」はぶっちゃけよくわかってないけどね。。。
雲の向こう、もいずれ観たいと思います!
















