小暮真久 / 社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた
仕事の参考として。
私がやってる仕事のお客さんが、ものすごく特殊な業態、というか状態(企業なんだけど、いまやろうとしていることはNPOに限りなく近い)なので、そのためのブランディングをどうしていくべきか、の参考に。
総評とってもよいです。
もともと私にNPO周辺の理解や知識があるから読みやすかったのもあるかもしれない。
著者が言っているように、とくに今の二十歳前後の人間は、「ボランティアとかNPOやNGO」という言葉にまみれて育っただけじゃなく、
ちょうど将来を考える時期に「社会企業家」とか「アントレプレナー」みたいな言葉が流行りだしたときだったから、理解がある子は多いと思う。
加えて、老舗ブランドはさておき、最近の企業の「ブランド」は、やっぱり隣人を筆頭に、でもそれだけじゃなく、地球や未来の世代に対して真摯に、みたいな理念を持っていることが多いような気もする。
そういう、口先だけCSRじゃなく、「あ~、この人、真摯にそういう情熱を持ってるんだなぁ」っていうブランドは、以外に若い人にウケてると思う。もくもくファームとかザ・ボディショップとか、まぁいろいろ。
だから本書の内容はかなりスッキリ入ってきた。
というか、背中を押された感じ。
こういう企業ばっかりになっていくんだろうな、と希望的観測をする。
5Cの考え方とか、実践でヒントになりそうな点もチラホラ。
とってもいい本でした。