栗田朋一 / 最強のPRイノベーターが教える 新しい広報の教科書

2015-12-10クイック本(さくっと読める), interest 好奇心, PR 広報・ブランディング

最強のPRイノベーターが教える 新しい広報の教科書
先日見つけてネットで即買い→さきほど読了したのでエントリ。

目新しい内容は特になかったと思うけど、ニュアンスはまとまってたし、口語体で経験則が散りばめられていて、読みやすかったです。


酒を一杯手元に置きながら。

広報では著名な栗田さんの経験則を飲み屋で隣で話してもらった!!って感じです。
お酒片手にバーっと読むのがおすすめ。

内容は基本的には、オビにあるように「人脈(いかにいろいろな人たちと、信頼のもと助け合ったり連携したりする関係が築けるか)を作れ!」という内容。

それから「創ってしまえ」という内容。


読みやすいので「広報初心者」は、入門としてもとても良いと思う。
「なでしこ広報女子」世代は頭の整理のために、
「キラキラ広報女子」「バリキャリ広報女子」世代は復習にいいんじゃないかな。

頭使って行動を起こすために思考や知識を溜める本というよりは、「人を動かす」のように、「こういうことをできるともっと素晴らしいんだから、やろうよ!!」という空気感を伝える本ですね。
バーッと30分か1時間程度で読んで、最後には自分もできそうな感覚になれる。
これは重要。


ただ、特に前半、言ってることはとても当たり前な感じがしました。
Webネイティブ世代だから?
それともWeb業界にいるからかな。

そして後半は、あまりに「創り」すぎてて、「それって広報なのか…?」「ていうか、それは本来メディア側の仕事では?」ってレベルになってて、
なんとなく釈然としなかった。
潔癖なのだろうな。

まぁ、メディアの中立性や正当性なんて神話だとみんな知ってる世の中なので、その上で関係者や需要者がwin-winなら素晴らしいんだと思います。
潔癖もほどほどにしないとね。

いいヒントになった本でした!