マーティン・スコセッシ監督 / The Wolf of Wall Street ウルフ・オブ・ウォールストリート

2021-08-30史実に基づく・史実がベース, image 映画, 洋画レオナルド・ディカプリオ

ウルフ・オブ・ウォールストリート [DVD]レオ様!

これまでレオ様作品は、タイタニック、ディパーテッド、キャッチミーイフユーキャン、アビエイター、を観てますが、さすが安定の演技力です。

本当にこの人の演技って神懸ってる。

Wikiによれば、ブラッドピットと主演の座?を入札合戦したらしいですが、レオ様だからこその作品だと思うなぁ。


さすがR指定、だが素晴らしい。

なんと3時間!
史実系の映画は都合よく端折るところがないから長いですよね。

しかし、ジョーダンがぶっ飛んだ人だからなのか、全然長く感じないです。
ジョーダンやべぇ。

冒頭からヌードとかクスリとかR指定オンパレードですが、これが史実だっていうのが面白いわけで。
別にR指定部分が面白いというわけではなく、「こんなぶっ飛んだ人は次にどうするんだろう」という面白さですね。

これはさすがにやばいだろ!という場面も結構出てきますが、コメディタッチで進んでいくので重たくないです。

序盤、就職した初日だけは初々しい感じだったので、徐々にぶっ飛んでいく描写があるのかな?と思いきや、全然なかった笑
良心とか、「本当にその人のために」という気持ちが少しでもあって「実は違法なことをしていることに背徳心がある」的な描写があったら、全然違う映画になっていたと思うのですが、徹底してそういうのが無いです。
もしかしたらご本人が書いた原作には、そのへんの心理描写があるのかもしれないですが。
もし原作にあったとしても、中途半端にそのテーマを入れるとコメディタッチの映画としてややこしくなるのでこれでよかったと思ってます。
原作は原作で読んでみたいなぁ。

R指定描写に抵抗のある人とか、株とかお金儲けに理解がない人は胸糞悪くなる可能性がありますので注意ですかね。
教育にもよくないし、デートで観るようなものでもないです。笑


レオ様の二重演技

特に、Catch Me と The Aviater、それからこの Wolf ofは全て史実を元にした映画なので実在の人物を演じていますね。
史実系の映画は基本的には実在の人物とエピソードしか出てこないから、キャラクター・エピソードを都合よく造れない分、演技はかなり難しいと思うのです。
素人考えだけど。

さらに、とくにCatchとwolfはそもそもその主人公となった方は「人を信用させてしまう」プロだったわけで、それって「演じている」わけです。
その人を演じるのがレオ様なので、レオ様は二重演技をしているんですよね。
これは結構すごいと思うんだよね、、

よく、「役に入る」とか「役を落とす」とか言うくらい、役者さんってやっぱり別人格に心身シンクロしていくようにすると思うのだけど、その上でさらに演技をするわけですよ。
すごいです。
私は観てないけど「ヘルタースケルターのエリカ様も流石」という評価を耳にしてて、これも似たような感じじゃないかなー。

レオ様は「悩める青年役」がすごく似合うと思っていたけど、「ぶっ飛んでるヤバイ人」も余裕ですね、、
うーんさすがです。

ちょうど若作りと老け作り?が両方できる年齢だし、経験も十分でものすごく油が乗っている時期なんじゃないですかね。
次回作楽しみです。


それから助演もすばらしいです。
ナオミ役のマーゴット・ロビーはなんと当時22歳?23歳?あの貫禄は……。。
悪友?じゃないか、戦友のドニー役であるジョナ・ヒルもすばらしい。

原作は時間あるときに。