宇宙へ。挑戦者たちの栄光と挫折

2016-11-07image 映画, 洋画, space 宇宙, non-fiction ノンフィクション

貴重な映像とともに、NASAの略年表を観れるドキュメンタリー作品。

宇宙を目指した人々は称賛したいですし、命がけで戦ってきたパイロットたちには頭が上がりませんが、もう少し詳しいところを掘り下げてほしかったのでちょっと残念でした。
最近の宇宙開発、ロシアや日本の宇宙開発事情、技術的な話、民間宇宙開発の話、などは一切ないです。



解説というか、ナレーションがちょくちょく入るのですが、あまり内容のあることを喋ってないというか…
本当にNASAの略年表を映像つきで読んでいるという感じです。

ドキュメンタリーだけど、スパンが長いので特定の人物は出てきません。
というかほぼアポロの話ですかね。

当時の生の映像を集めてこれだけつなげたという意味ではすごいのかな?

特に工学系じゃない若い人は、宇宙に行けることは当たり前だと思ってますが、死と隣り合わせの大掛かりで莫大なコストのかかるテストを繰り返すことで、初めて目標を達成できるものが出来上がるのだ、というのがよくわかるようになってます。
先人の偉業や勇気に感謝したくなりますね。

宇宙開発に関してほとんど知識がない人あるいは、とても詳しくて当時の映像に震える人、のどちらか向きかなぁと思いました。


ただ、スペースシャトルが登場して安定してくるところまでで終わっているし、NASAのみの話なので、これが宇宙開発の全史だと思うとやばいかも。
私は頭弱いので、無関心無知識の人間だったら勘違いしていた気がするなぁ。
せめて最後はNASAの最新の宇宙開発事情と、NASAだけでなく世界でも開発は進んでいる、的な一言くらいは欲しかった。


しかし当時のNASAの偉業は変わりないわけですし先人たちの勇気や当時の人たちや、美しい地球の映像とかを観ることができて貴重でした!

どんな失敗や取り組みや先人たちがいたのかという基礎知識にもなるので、宇宙開発にロマンを感じる人は1度観ておくことをおすすめ。