ミチオ カク・斉藤 隆央 / パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ

2015-05-09お気に入り・おすすめ, interest 好奇心, space 宇宙

パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ
「現在はいまだ0.7文明である」というオビを見て、読みたい!!と思って、予約して手に取った本。

宇宙論にはそもそもそんなに興味が無く、むしろ文系の端くれとして「社会はどうなっていく(べきな)のか」という若者なりの命題を持ってました。
そこにきて、「0.7文明」って…つまりこの人は「1.0」を知っているのかと。
人類(宇宙)は科学的にどういう理論で存在しえて、今後どうなっていくかの、一番デカいスケールの話だと思ったのです。




文系の私が、SF好き・宇宙クラスタ好きになった元凶本。

近未来どうなるかについてはスケールがデカすぎてあまり答えはなかったけど、 初心者にも読みやすく、とにかくめっっちゃ面白い!


ブラックホールって何?
タイムワープができるってマジで?!
瞬間移動ってできるの?
他の宇宙に脱出することは可能?
神様っているの?


こんな問題に、大真面目に科学者や物理学者が考える理論を展開していきます。


ちなみに私はホイーラーの教え子が提案した「多世界」理論は信じている派です。
というか、(一応)哲学とか宗教ではない分野で、ちゃんと提唱してた人いたんだなぁとすら思った。

宇宙はともかく遥か未来に知的生物が滅する状態になるのは明らからしくて、 いかに今の宇宙から脱出するかの手法もいくつか紹介してあります。

ともかく現代は、Ⅰ文明まで発展するか、戦争や宗教や環境破壊で自滅するか、の岐路に立っている重要な時代なんだって!
そりゃ、発展でしょう!